ADHDの病院受診について

ADHD

ADHDの診断

ADHDは以下の方法で、総合的に判断して診断されます。

CTやMRIなどの検査で分かるような疾患ではないため、問診やテストなどにより診断をします。

 問診 

ADHDの診断を確定するためには、不注意か他動性・衝動性のどちらか、あるいは両方が診断基準に達し、家庭、学校、職場などでの生活に大きな障害となっている事が確認される必要があります。

そのため、本人や保護者からの話だけではなく下記のように、客観視できる資料を参考にすることがあります。

・通知表
・母子手帳
・学校や幼稚園の連絡ノート

 

ADHDは大人になって急に発症することはなく、12歳以前に症状が見られていたことが診断の基準となります。
そのため、大人が受診した際にも幼少期の頃の様子・エピソードを聞いていきます。

診断までに時間を要したくない場合は、あらかじめ上記の資料を用意しておくとよりスムーズです。

病院によりますが、先にカウンセラー(臨床心理士)やソーシャルワーカーとのカウンセリングを受けてから、医師との問診に移ることがあります。

 心理検査 

ADHDの検査にはA-ADHDテストやCAARS、ASRSチェックリストなどが用いられます。
実際に何を用いるかは病院によります。

最近ではインターネット上でも簡単に受けられるチェックリストがあります。
事前に実施し、その結果を持参することで診断の際の参考資料として見てくれることがあります。

大人のADHDチェックリスト

子供のADHDチェックリスト

 生理学的検査 

頭部CTやMRI、脳波検査や血液検査を行う場合もあります。

海馬とその周辺の発達具合により認知機能や性格、コミュニケーションなどに特徴がみられる場合があります。

詳しくは、こちら
脳の学校→https://www.nonogakko.com/hir/

その他、ADHDに併発される精神疾患を見つけるためにも生理学的検査が用いられることがあります。

しかし、ほとんどの病院では生理学的検査を除いた「問診」「心理検査」のみで診断することが主となっています。

 ADHDに似た発達障害 / 二次障害 

ADHDと似た症状は、他の発達障害や精神疾患でも起こります。
また、他の精神疾患が二次的に合併している事もあります。

仕事でのケアレスミスが多い、優先順位が立てられずに仕事が終わらない など
ADHDの症状がきっかけでうまくいかないことが積み重なることで、二次障害を合併しやすくなります。

障害
・気分障害(うつ病・躁うつ病(双極性障害)など)
・不安障害(社公不安・広場恐怖など)
・強迫性障害
・依存症(アルコール・薬物など)              など

身体的不調
・頭痛
・食欲不振
・不眠                           など

反対に、これらの症状で精神科を受診し、その原因の1つとしてADHDが見つかることもあります。
ADHDを診断する中でも、これらの症状が併発されていないかを見極めていく必要があります。

 診断には時間がかかる 

症状が一時的なものではないか、二次障害を併発していないか等、診断には慎重を要します。

また、検査テストの結果が出るのも1週間ほどはかかることが多いため、
1度の受診で診断がおりることはほぼありません。

実際にかかった期間は2週間~4か月と、病院によりかなり差はあるようです。

発達障害「かもしれない・可能性は高い」と言われることはあるかもしれませんが、
初回の診察で「あなたは発達障害です」と診断されたときは、セカンドオピニオンをすることをお勧めします。

発達障害はすぐに治るものではないため、かかりつけの病院とは長い付き合いになります。
あなたの話をよく聞いてくれる病院選びが重要となります。

ADHDで受診するのは精神科?心療内科?

 大人のADHD 

結論、どちらでもよいです。

精神科でも心療内科、いわゆるメンタルクリニックでも診断は受けられます。

ただし、大人のADHDは近年注目されてきたばかりで、診断を出来る医師がまだ少ないのが現状です。

必ず受診をする前に大人の発達障害を診れる医師がいるかどうかは確認をしましょう。

 子供のADHD 

  • 児童精神科
  • 発達小児科

この2科で専門医が所属している可能性が高いです。

しかし、これらの2科は専門医が少なく、病院数もかなり少ないです。

通常の小児内科でも診てくれるところはあるそうです。

 病院探しはこれを使おう 

発達障害情報・支援センター
http://www.rehab.go.jp/ddis/
地域の発達障害支援センターに問い合わせることで、診察してくれるお近くの病院の情報を得ることができます

メンタルナビ
https://www.mental-navi.net/b-search/#/hospital-search-location?d=adhd
医薬品会社の運営サイトですが、ADHDに特化した病院検索をすることができます

日本児童青年精神医学会
http://child-adolesc.jp/nintei/ninteii/
精神医学会の認定医、所属する病院が掲載されています。
児童青年とありますが大人・子供に関係なく認定医師が調べられます

病院受診にかかる費用 / 保険は適応か

ADHDの病院受診には健康保険が適応されます
そのため小学生以上70歳未満と70歳以上の通常と同程度の所得者であれば3割負担、70歳~74歳は2割負担、75歳以上は1割負担となります。

 実際にかかる費用 

今回は、3割負担としての費用を提示します。

初診費用(初診料・診察費・心理検査代など)
1500円~2500円

再診費用(診療費)
1000円~2000円

薬代(容量の少ないものから始めるとして)
1500円~3000円
※薬の種類によりかなり金額は変わります。
 後発品(ジェネリック)があるものは、後発品の方が安価になります

薬を服用するようになった場合は再診費用+薬代となるため、2500円~5000円と、
かなり負担が大きくなってきます。

また薬は低用量から開始していくことが多く、容量の大きい薬になっていくとそれだけ薬価も高くなっていきます。

また、薬は28日分や1か月分として処方されることが多いため、毎月これらの費用が掛かることになります。

 医療費を安くするには 

通い始めてしばらくは3割で負担をしなければなりませんが、その後もずっと治療を続けるには毎月の負担はかなり大きいものになります。

そこで、自立支援制度というものが使えます

自立支援制度について
→リンク(ページが完成し次第リンクします)

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